前稿までに当塾のプリント制作を担う
5つの基幹ソフトをご紹介しました。
本稿では、これらのソフトにより作成
されるプリントと共に、私自身が作成
するプリントの種類と想いをご説明し
ていきたいと思います。
1つめにご説明するプリントは、通常
の学習プリントのイメージとは少し異
なるものとなります。それは・・・
【授業板書プリント】です。
当塾では、新規開塾以前に作成し保存
されていた板書PDFは基本的にすべて
使用しないことに致しました。それは
下記に述べる 生徒さんが使いやすく
学習効果が実感できる板書ノートへ移
行するために全面刷新するためです。
そしてその改革は授業自体の在り方や
その後の PrintBar での各生徒さんご
との演習の仕組み、また自宅課題の内
容など、全ての見直しにつながってい
ます。以下、実際の授業板書プリント
にそってご説明をさせて頂きます。
※下記の画像は、授業時点で電子黒板に表示さ
れています。私が授業前に予め作成しています。
まずこの板書は、今日自分たちが学び解けるよ
うになる学習内容を示しています(青字部分)
同時に、教室内のプリンターからその場でフル
カラー印刷され配布されています。
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次に今回は基本的な事項は履修済みでしたので
配布したプリントに直接書き込んで解いてみよ
うと声かけをして取り組んでもらいました。
その際に7項目ある青字部分の内、階級値・
相対度数・累積度数・累積相対度数の4つだけ
を解くことと、間違えてもいいから計算した式
を残すことを注意する様に伝えています。
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演習時間を終え、解説の時間となる時点で、こ
の板書に切り替わります。この際に、具体的な
解法に使用した式は、一切省略せずに書き記す
ことを当塾では大切にしています。そして生徒
さんにも、必ず式を残すように指導しています
⬇
次に7項目ある青字部分の内、残っている3項
目、平均値・中央値・最頻値について、解いて
みるように声かけをしました。
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演習を終えた生徒さんにお見せする3枚目の板
書がこちらになります。
ここでお気づき頂けるかと思いますが、先ほど
の2枚目の板書を縮小し、残る3項目の説明が
1枚のPDFに納められています。これが電子黒
板で授業することの利便性の1つです。
つまり・・・
1枚目の問題用紙で学ぶべき事項を確認し
2枚目の解説で4項目事項の解法を確認し
3枚目の解説で解法の全体像を確認する
生徒さんには、この授業の流れの中で同時
進行で、1枚目から3枚目のフルカラー印
刷された【授業板書プリント】が配布され、
手元で確認しながら私の解説を聞くことと
なります。
その際に、多くの学習事項を1枚に《てん
こ盛り》にした要点プリントをもらうので
はなく、ステップごとに理解を確認してい
けるプリント。それは言い換えるなら、授
業展開に時系列的に対応した板書プリント
が配布されるのです。
これにより、後半に移行するPrintBarで、
自分が何をすべきかが生徒さんには明確に
なっていきます。
説明が長くなりました。この続きは次稿で
ご説明させて頂きます。